“平野綾ブーム”に、乗れない自分。
茅原実里に見る“歴史と物語の共有”の強み。(狐汁)

確かに俺もみのりんファンではありますが平野綾ファンではありません。
ハルヒの時にはむしろ「God knows...」を一ヶ月程
ハードローテーションしていたぐらいなので、今思うと不思議な話ではあります。
その原因として確かに記事内で指摘されているとおり、
みのりんの下積み時代の存在は大きいように感じます。
ただそれだけではなく、純粋に”茅原実里”と”平野綾”の売り出し方には
印象的に違うものを感じてしまうのです。
みのりんの方はシングル・アルバム・ライブと展開しているように
純粋に”歌”を売り出している印象がある一方、
平野綾の場合はTV出演・写真集発表・シングル連続リリースと言う風に、
歌を売り出すと言うよりは”自分”を売り出している様な印象を感じてしまうのです。
決して”自分”を売り出すことが悪いと言ってるわけではありません。
むしろそれは芸能人として当然のことですし。
ただ、このやり方はヲタにとっては受けづらいと思うのです。
特に”一般人向け”に売り出されているという部分が。


平野綾がこれからどこを目指そうとしているかは分かりませんが、
ブームの原点としてハルヒらき☆すたといったヲタ層が基盤にあることは間違いありません。
それを考えると、ヲタ層に考慮した売り出し方をしないといけないと思うのです。
簡潔に言うと平野綾は現状のファンが望んでいる方向と
違った方向に進んでいるのではないかと。
そして、その方向性を間違えた結果が「やりすぎ」という感想に繋がっているのかと。
もし一般向けに売っていきたいのであれば、奈々嬢のようにこちら側でしばらく腰を据えて
実力をつけた上で緩やかに移行していくべきだと思いますけどね。
そうしないと、ヲタ層からも愛想を尽かされ、一般層からも相手にされないという
最悪の事態に陥りかねないと思いますが。